外壁塗装・リフォームの相場・費用・見積もりの比較をはじめ、助成金・補助金や耐用年数・時期など外壁塗装・リフォームについての情報を徹底解説しています。地域別のおすすめ業者などもご紹介。

外壁塗装・屋根塗装の基礎知識|メンテナンス時期や塗料の特徴

 
外壁・屋根塗装の基礎知識|最適な時期等
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屋根塗装を含む外壁塗装や外壁リフォームは多くの家主・依頼主にとってわからないことが多いと思います。ですが、外壁リフォームには高額な費用がかかりがちなので絶対に失敗したくないと思うのが当然です。

外壁リフォームでトラブルにならないためには、外壁塗装業者に依頼する前にメンテナンス時期の目安やチェックポイント、使用する塗料の特徴、注意点など基本的な知識を持っておくことはとても重要。簡単なことでも構わないので基礎知識を身につけておくことは大切な自宅を守るために必要なことです。

ここでは屋根塗装を含む外壁塗装・外壁に関する基本的な情報をまとめて解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

外壁塗装・屋根塗装のメンテナンスについて

<外壁材別>特徴や耐用年数・メンテナンス時期

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サイディング

サイディングは板状に形成された外壁材で工場をつくられたものを建築現場に運び貼り合わせる工法がとられるため扱いやすいという特徴があります。今戸建て住宅の外壁材として最も多く利用されており、その中でもセメント質と繊維質を主な原料とした窯業系はデザインも豊富で最も人気が高いものです。

その他にもアルミやスチールを加工した金属系サイディングや木材の表面に特殊加工を施した木質系サイディング、軽量で耐久性の高い樹脂系サイディングなどがあります。

窯業系サイディングの外壁塗装の耐用年数やメンテナンス時期は7~10年が目安だとされています。外壁塗装そのものよりもシーリングに劣化が見られることもあるのでその時期には少なくとも点検を行う必要があるでしょう。

金属系サイディングの場合は他のサイディングに多く見られるひび割れや浸水が起こりにくいので外壁塗装の時期目安もやや長めになり10~15年程度もつと言われています。

ALCパネル

ALCパネルは最近注目を集めている外壁材のひとつ。コンクリートに高温高圧養生処理を施すことで軽量気泡化して金属網で補強したもの。通常のコンクリート壁は非常に重いものですが、ALCパネルは気泡が空いているため夏は涼しく、冬も熱を保持して一定の温度を保てるといった断熱効果が期待できます。

ALCパネルはサイディングなどに比べて防水性が低いとも言われていますが、防水性の高い塗料を使用するなどして外壁塗装によってその機能を補填することができます。断熱性や耐火性、耐久性に優れており、外壁塗装のメンテナンスが必要になる時期は8~10年が目安だとされています。

モルタル

セメントと砂や石灰を水で練りあわせてつくられた素材で、1990年以前に建てられた住宅はモルタル外壁が主流。継ぎ目がなく施工が簡単なことやコストが安いことからサイディングが流通する前の戸建て住宅の多くに利用されていました。

メンテナンスが必要になる時期はサイディングなどとほぼ同時期で8~10年程度。モルタルは経年劣化によって防水機能が低くなると急激に劣化してひび割れが発生することが多いので、メンテナンス時期には外壁の状態をしっかりチェックして必要に応じて外壁塗装や補修工事を行いましょう。

タイル

外壁タイルは土や石、粘土を約1,300度の高温で焼き固めてつくられたもので、非常に高い耐久性を持っています。

意匠性が高く凝ったデザインに仕上げることも可能で、高級感や存在感のある外壁になるでしょう。防汚性が高く傷もつきにくいので長期間にわたって美しさを保つことができ、メンテナンスフリーと言われることも。

タイル自体は無機質のため、雨・風や紫外線などによる影響を受けにくく劣化が起こりにくいとされています。基本的には塗装の必要もなくメンテナンス時期にはタイル補修や目地補修などのみ。外壁塗装が必要な場合に比べてメンテナンス費用は半分以下だとされています。

いいことづくめのように感じられるタイルですが、タイルを外壁材とする場合は初期費用が高額になる傾向にあります。また重量も重く扱いにくいことなどから工期が長くなることもあるようです。

<屋根材別>特徴や耐用年数・メンテナンス時期

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スレート

日本の住宅で最も普及しているのがスレートです。スレートは簡単に言うと薄く平べったい形に加工されたセメントの板で、瓦などに比べて軽いことから住宅への負担が軽減されるだけでなく、施工も簡単で費用も安いのが特徴的。各外壁塗装業者によって名称が異なることがあり、「カラーベスト」や「コロニアル」「スレート瓦」などと呼ばれることがあります。

メンテナンス時期は7~10年程度で、屋根補修や塗装を行う必要があります。スレート材そのものの耐用年数は20~25年と言われています。

セメント瓦

素材のほとんどがセメントでできている瓦で、土でつくられる陶器製の日本瓦に比べると軽量で地震などにも強いのが特徴です。

屋根材と下地の間に空気層をつくることで屋根面からの暑さや結露を防止することができると言われており、快適性にも優れます。屋根材自体の耐用年数は30~40年とやや長いですが、塗り替え時期の目安は7~10年とされています。

金属

住宅の屋根材として使用できる金属は100種類以上あると言われており、鉄・アルミニウム・銅・ステンレスなどそれぞれ異なる特徴を持つ素材があります。住宅の屋根材として今最も選ばれているのがガルバリウム鋼板で耐久性に優れています。

金属の屋根材は全体的に軽くて丈夫だという特徴を持ちますが、サビが出やすいのも事実。そのため屋根塗装は7~10年の時期を目安に行う必要があるでしょう。

しかしガルバリウム鋼板は耐久性が高いため屋根材自体の耐用年数は35~50年、塗装に関しても15年程度が目安となっています。

日本瓦

以前は日本の住宅の多くに日本瓦が使用されていました。日本国内の無添加土を使用して、1,000度以上の高温で焼き上げたもので「粘土瓦」「和瓦」などと呼ばれることもあります。

土にはケイ素が含まれており、ケイ素は高温で熱せられることで非常に硬化し耐久性の高い素材に仕上がります。日本瓦は耐火性・遮断熱性に優れた丈夫な素材で、さらに熱伝導率が低いので室内を快適な温度に保つことができます。

基本的に日本瓦には塗装がされていないので、塗料のひび割れや色あせなどの劣化が見られず一定時期でのメンテナンスは不要。ただし漆喰などについては状態を確認しながら必要に応じて補修を行う場合などもあります。

外壁塗装・屋根塗装の塗り替え目安・時期

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外壁塗装・屋根塗装に劣化サインが出ている

外壁塗装や屋根塗装は使用されている素材や塗料の種類によって、塗り替えが必要になる時期は異なります。それぞれのメンテナンスが必要になってくる時期はあくまで目安で、大切なのは外壁や屋根に劣化のサインが出ているかどうかです。

色あせやひび割れ、藻やコケの繁殖、チョーキング現象などは外壁塗装や屋根塗装の劣化症状として挙げられるもの。外壁は目視、または触って確認することができますのでこれらの兆候が見られたらメンテナンス時期と考えて専門業者に相談しましょう。

外壁塗装・屋根塗装に最適な時期は春・秋

外壁塗装や屋根塗装はそれぞれの状況に合わせて行う必要がありますが、早急な対応が必要でない場合は塗装に適した時期を選んで工事を依頼することを検討してもいいと思います。

外壁塗装や屋根塗装に最適な時期は春(3~5月)と秋(9~11月)。外壁塗装や屋根塗装には雨や雪が大敵で、気温が5度以下など低い場合にも塗料が乾きにくいということから梅雨時期や真冬はあまり適していないと考えられています。

ただし、雨や雪の時期、寒い季節でも塗装が行えないというわけではありません。適切で丁寧な対策を行うことでそれらの時期も問題なく塗装を行うことが可能なので、塗装に適さないとされる時期に依頼する場合は雨や雪の場合などにはどのような対応をするのかを確認しておくといいでしょう。

外壁塗装・屋根塗装に使用する塗料の特徴

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シリコン系塗料

塗り替え時期目安:7~12年

耐久性や防汚性など機能性が高く、さらにコストパフォーマンスにも優れていることから日本の外壁塗装・屋根塗装に最も多く選ばれている塗料です。塗り替え時期目安は7~12年で、従来の主流塗料だったウレタンなどに比べて延びています。費用負担も軽く、サイディングとの相性もいいため今後もしばらくはシリコン系塗料が外壁塗装の主流になると考えられています。

ウレタン系塗料

塗り替え時期目安:5~7年

シリコン系塗料が普及するまでに最も一般的だった塗料。対候性などもありますがメンテナンスが必要になる時期は5~7年と短いためくり返しの外壁塗装工事が必要になることから、現在では一般的な戸建て住宅の外壁塗装や屋根塗装に使用されることがほとんどなくなりました。

ただし、密着性や防水性が高いことからウレタン防水としてベランダや屋上の塗装に使用されることは今でも多く見られます。

フッ素系塗料

塗り替え時期目安:10~15年

強い日差しによる紫外線や雨・風などの影響を受けにくく防汚性・対候性に優れた塗料として知られています。酸性雨などの化学物質や薬品に対しても強く優れた耐久性に注目が集まっています。

汚れをはじき落としやすいことから塗り替えの時期も遅く10~15年が目安となっています。一度にかかるメンテナンス費用は高額になりますが、シリコン系塗料などよりもメンテナンスの時期を遅らせることができるためメンテナンスの回数そのものを減らすことができると考えられています。

遮熱(断熱)系塗料

塗り替え時期目安:15~20年

外壁塗装・屋根塗装に使用される塗料の中には熱の発散を防ぐ遮熱系塗料や断熱系塗料と呼ばれる高機能タイプのものもあります。

日当たりや立地によっては建物内部に熱がこもりすぎたり、反対に熱がすぐに出て行ってしまったりすることがありますが、これらの塗料を使用することで建物内部の快適性を高めることができます。

省エネ効果などにも期待が寄せられているため今人気が高まりつつありますが、費用が高額になりやすいためまだまだ広くは浸透していません。

外壁塗装・屋根塗装のメンテナンス時期は15~20年と長い設定になっていますので、手間や時間、トータルの費用を考えてメンテナンス回数を減らしたい場合などにも選ばれています。

外壁塗装・屋根塗装の作業工程と費用目安

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基礎項目

【仮設足場工事】単価相場:600~800円/㎡

外壁塗装や屋根塗装は高所での作業が必要になるのでと職人の安全を守り、丁寧な作業を行うために足場の設置が不可欠です。

【養生・飛散防止ネット】単価相場:100~150円/㎡

高圧洗浄時や塗料塗装時に周囲に飛び散ることを防ぐために建物の外周をシートやネットで覆います。

【高圧洗浄】単価相場:100~300円/㎡

塗料がしっかりと外壁や屋根にしっかりと密着するように塗装面の汚れを業務用高圧洗浄機によって洗い流します。

外壁塗装項目

【下地調整・下地補修】費用相場:20,000~30,000円

塗装前には塗装面やシーリングのひび割れや剥がれを補修します。下地調整や補修費用は外壁や屋根の状態、必要な補修内容によって大きな差が出ますので、見積もり依頼時にしっかりと確認をしておきましょう。

【外壁下塗り】単価相場:600~1,000円/㎡

シーラーやプライマーなどの塗料を塗ることで塗装に厚みを出したあり上塗り用塗料の密着性を高めます。

【外壁中塗り・上塗り】単価相場:800円~5,000/㎡

ウレタン系・シリコン系・フッ素系・ラジカル系・遮熱系などさまざまなタイプの塗料から外壁や屋根に適したものを選んで塗装を行います。使用する塗料によって費用は大きな差があらわれる部分です。

屋根塗装項目

【下地調整】費用相場:10,000~30,000円

外壁同様、屋根の汚れやコケ・藻などを洗い流した後、ひび割れや剥がれの補修、さび止めなどを行います。費用は屋根の劣化状況によって異なります。

【屋根下塗り】単価相場:600~1,200円/㎡

上塗り塗料の密着性や耐久性を高めるため、シーラーやプライマー、フィラーと呼ばれる塗料を用いて下塗りを行います。

【屋根中塗り・上塗り】単価相場:800円~5,000/㎡

外壁塗装と同様で使用する塗料の種類によって、外観はもちろん耐久性や対候性、省エネ性など仕上がりに差が出ます。使用する塗料の名称やメーカー名は基本的に見積もりに記載されることが多いので、相場に合っているか確認するようにしましょう。

【タスペーサー・縁切り】単価相場:200円~300円㎡

屋根塗装には状況に応じてタスペーサーという小さな部品を使用して屋根材同士の隙間を確保します。これは「縁切り」とも呼ばれる作業で新築時には不要ですが、塗り替え時には劣化状況に合わせて使用されることになります。

外壁塗装・屋根塗装を行う際に気をつけたいこと

外壁塗装と屋根塗装を同時に行うとお得

外壁・屋根塗装の基礎知識|最適な時期等
外壁塗装や屋根塗装などのリフォーム工事は部分工事を複数回行うよりもある程度まとめて行った方がトータルのメンテナンス費用は抑えられます。

特に外壁塗装や屋根塗装のように足場を組むような大掛かりな工事や作業工程・必要資材が似た工事は、同時に行った方が余計な費用がかかりにくく足場代や運搬費などの節約になるでしょう。

屋根の状態確認は危険なので無理しないこと

外壁塗装や屋根塗装の劣化状態を確認することはとても大切なことですが、屋根に関しては無理に確認を行うことは控えてください。窓などから身を乗り出したりはしごを使って屋根にのぼるなどの行動は危険を伴うため、高所の状態確認は専門業者に任せて写真や動画で確認させてもらうようにしましょう。

複数業者に状態の確認・見積もりを依頼する

外壁塗装や屋根塗装のメンテナンスの必要性はそれぞれの状態により大きく左右されます。そのため、外壁や屋根の劣化状態などが大きなポイントとなりますが、素人である依頼主には出された判断や見積もりが適切なものかわからない場合もあるでしょう。

外壁塗装業者から出された判断や見積もりに不安や心配がある場合は、他の業者にも確認を依頼して必要なリフォーム箇所が同じような結果になるかということを確認してもいいでしょう。

外壁塗装・屋根塗装の塗り替え時期まとめ

外壁・屋根塗装の基礎知識|最適な時期等
外壁塗装・屋根塗装のメンテナンス時期はそれぞれの住宅に使用されている建材や環境により異なります。塗装に使用する塗料には各々塗り替えの時期目安が定められていますが、最も重要視すべきは外壁や屋根がどの程度劣化してきているかということだと思います。

それらの確認は外壁塗装業者に依頼をすることが必要ですが、簡単な基礎知識を事前に持っておくとより詳しい説明を求めることができ、安心して工事を依頼することもできるでしょう。

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