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モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額を徹底解説!

 
モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額
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モルタル壁の家を外壁リフォームしたい!という場合、どんなリフォーム方法があって、金額はどれくらいなの?と思う方が多いのではないでしょうか。

モルタル壁はデザイン性があり、高級感のある家に見えますが、金額が高く、もう少し安い外壁にしてもいいかな、と考えている人も最近は多くいらっしゃいます。

モルタルってどんな外壁?

モルタルとは、水とセメントと砂を1:2:5の割合で配合した素材です。

主成分がセメントなので丈夫な印象を持っている人もいるのですが、実は防水性が低く、外壁塗装によって防水性を持たせているのです。

もしこの塗装が劣化してしまうと、モルタル壁が水を含んでしまい、劣化の原因となってしまいます。

モルタルのメリット・デメリット

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

モルタル壁にはメリットもデメリットもあります。
モルタルのメリット、デメリットをあげていきますね!

モルタル壁のメリット

モルタル壁のメリットは以下となります。

  • 意匠性に優れている
  • 資材が良く、味わいのある壁に仕上げることができる
  • 壁の表面が熱くならない
  • 目地がないのでコーキングの補修が不要

モルタルはそれぞれの職人の味が出る素材で、感性が合う人に外壁リフォームを依頼すると、かなり満足のいく外壁になります。

味のある家にしたいという人は、モルタル壁はとてもおすすめです。

モルタル壁のデメリット

モルタル壁のデメリットは以下となります。

  • ひび割れやすい
  • デコボコがあるので汚れが溜まりやすい
  • 防水性が低い
  • 工事期間が長い

モルタル壁で注意したい点は、ひび割れが発生しやすいことです。

ひび割れの原因は揺れです。

外壁につなぎ目がなく、揺れに対応しにくいため、地震などでヒビが入りやすく、ひびが入ることで水も侵入しやすくなるので、日々のメンテナンスが必要になります。

モルタル外壁リフォーム方法は3種類

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

モルタルの外壁リフォームの方法は3種類あります。

次に、モルタル壁の外壁リフォーム方法をご紹介していきます!

モルタルの外壁塗装

外壁塗装とは、塗り替え工事のことを言います。

モルタル外壁は乾燥による収縮を繰り返すことで、ひび割れが起こりやすいのです。

ひび割れの減少を「クラック」とも言います。

モルタルの外壁塗装は、下地処理をしっかり行わないと見た目が悪くなってしまうため、クラックなどの補修工事がとても重要になります。

塗装のグレード別価格表

塗料 耐用年数 相場価格(120㎡あたり)
アクリル 約3~5年 50万円~80万円
ウレタン 約5~7年 60万円~90万円
シリコン 約7年~10年 70万円~100万円
フッ素 約15年 80万円~120万円
ピュアアクリル 約15年 90万円~140万円
無機 約15年 90万円~140万円
光触媒 約15年 110万円~160万円

一般的に塗料は高いものほど耐久性が良くなります。

安い塗料は手を出しやすいですが、メンテナンスが定期的に必要となるため、トータルのメンテナンス費用で高額になることがあります。

塗装費用は塗装工事の面積を計算して算出しますので、上記の金額はあくまで目安としてとらえてくださいね。

モルタルのカバー工法

モルタルのカバー工法とは、サイディングと呼ばれる外壁素材を重ね張りする工法のことです。

モルタルのカバー工法に使用される外壁材は、「窯業系」か「金属系」のサイディング素材となります。

しかし、希望のデザインに応じて変更することも可能な可能性もあるので、そのあたりは外壁補修の専門家と話しをするようにしてくださいね。

なお、カバー工法についてはこちらで詳しくご紹介していますので、興味がある方はご覧ください。
外壁リフォームカバー工法は安い?メリットや費用を調査!

モルタルの左官補修

モルタルの欠損や内部の傷み具合によって、モルタルを塗り足す作業が必要となります。

普通の劣化症状の場合は左官補修を行う必要はありませんが、内部の傷みが激しかったり、雨漏りなどで外壁内部の金属が錆びたりしてしまうとモルタル素地自体の補修が必要となります。

モルタル外壁リフォームの金額は?

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

外壁リフォームの金額は、家の大きさや、外壁塗装の塗料の種類によっても金額が変わりますが、おおよそ以下のような金額感となります。

外壁塗装工事・・・約80万円
カバー工法・・・約150万円

外壁塗装は、軽い劣化症状の場合に行われます。

外壁塗装をすることで防水性がよみがえり、軽いクラック症状などを細目に補修することで、大規模な外壁リフォームを避けることができます。

カバー工法は、家のデザインを変えたかったり、外壁塗装のカバーしきれない劣化症状の場合にこの外壁リフォームが行われます。

ただし、カバー工法は軽い素材のものでないと耐震性に影響が出てしまうため、モルタル壁よりも軽い印象の家になる可能性が高いです。

モルタル外壁リフォームの金額を決める要素って?

モルタル外壁をリフォームする際に、どこで金額がかかってしまうのかチェックしてみましょう!

建物の大きさ

もちろん、建物が大きければ大きいほどリフォーム費用はかさばります。

外壁塗装、外壁リフォームの費用は、「作業面積×単価」で決まりますので、建物が大きいほど費用が掛かるのですね。

ということは、塗装面積や作業面積を測ることで金額が決まるということです!

外壁リフォーム会社に依頼する時は、しっかり塗装面積や作業面積を測ってくれる業者を選ぶようにしましょう。

通常、作業面積や塗装面積を見積書にしっかり記載してあります。

記載していない業者は疑うようにしましょう!

塗料のグレード

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

上記でも紹介しましたが、外壁の塗料はグレードに分かれていて、防水性が高いもの、耐久性がいいもの、悪いものなど、様々な種類があります。

多くの場合は迷ったらシリコン製の塗料がおすすめ!と言われているのですが、シリコン製の塗料ももちろんメリットデメリットがあります。

他の塗料もメリットデメリットはありますので、面倒がらずにしっかりプロに相談することをお勧めします。

金額面の問題もあるとは思いますが、塗料の質を良くすることでその後のメンテナンス費用が大きく変わります。

外壁塗料を選ぶときには、将来のメンテナンス費用も念頭に入れて選ぶことで、費用対効果が良くなり、結果的にトータルのリフォーム費用が安くなる可能性が高くなります。

サイディングボードの素材の違い

カバー工法にて外壁リフォームする場合、サイディングボードの種類によって金額が変わります。

サイディングボードには大きく分けて4種類あります。

窯業系サイディング・・・1㎡当たり4000円~
金属系サイディング・・・1㎡当たり5000円~
木製サイディング・・・1㎡当たり6000円~
樹脂サイディング・・・1㎡当たり8000円~

最近の住宅は窯業系サイディングがほとんどです。

窯業系サイディングは地震に強く、防耐火性に優れていて、デザインが豊富、というところに人気の理由があります。

木製や樹脂のサイディングは、アメリカやカナダなど、厳しい自然環境に住んでる家に適用されます。

日本に住んでいる場合は窯業系サイディングか金属サイディングで問題ありません。

もちろん、こだわりがある場合は木製サイディングや樹脂サイディングを選んでも問題ありませんよ。

モルタル外壁リフォームをする際の注意点は?

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

モルタル壁をリフォームする場合は以下のことに注意しましょう。

  • 下塗り塗料には弾性塗料を選びましょう。
  • 塗り壁の風合いを潰さない塗料を選びましょう。
  • 下地処理が甘いと再塗装の可能性があります!信用できる業者をえらびましょう!

塗り壁の風合いを潰さない塗料を選ぼう!

モルタル壁には、表面にデコボコがあり、それが「いい味」となっています。

粘土の高い塗料を塗って外壁塗装をしてしまうと、風合いが損なわれる可能性が高くなります。

どんな塗装を選択したらいいかわからない、という場合はプロに相談しましょう!

下地処理が甘いと再塗装する必要がある!

モルタル壁は下地処理がなんと言っても重要です。

この下地処理によって仕上がりの質に大きな影響が出ます。

特に、モルタルの場合は細かいヒビ割れが多くなることが多く、その1つ1つを丁寧に補修する必要があります。

下地処理がうまくされていないと、早ければ数か月で剥がれ落ちてくることも!

そうなると雨漏りの原因になったり、外壁内部に水が浸入して、大規模な補修工事が必要になった、なんてことにもなります。

モルタル壁の劣化症状は?

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

外壁には、こうなったら劣化症状だよ!という現象がいくつかあります。

今回はモルタルに特化して、外壁の劣化症状をご紹介します。

ご自宅にこんな症状がないかチェックしてみてくださいね。

ひび割れ

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

モルタル壁の家はほとんどと言っていいほど、ひび割れが起こります。
ひび割れは「クラック」とも呼ばれていて、劣化によって発生するもの、乾燥過程で収縮を繰り返すことで起こることもあります。

また、地震によってひびが入ることもあります。

ひび割れは大きさや幅によって2種類に分類されます。

ヘアークラック

幅0.3㎜以下、深さ4㎜以下のクラックのことを指します。

建物の構造や内部に影響が出ないひび割れなので、メンテナンスの緊急性は低いです。

しかし、このメンテナンスを怠ると、後々大きな補修が必要となる可能性が高いので、このくらいのひび割れの時点で補修を行っておくことが大切です。

構造クラック

幅0.3㎜以上、深さ4㎜以上のひび割れのことです。
ヘアークラックよりもひびが大きく、雨水が侵入してしまう可能性が高いです。

放置して水が侵入することで、建物内部の腐蝕や鉄筋の錆をひき起こす可能性があるので、コーキングでの補修が必要です。

(コーキングとは、水漏れを防ぐための補修工事を指します)

チョーキング

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

チョーキングは、モルタル壁を触ったときに、手にチョークの粉のようなものが付着する現象です。

紫外線などにより塗料の樹脂が劣化し、防水機能が失われている状態です。

モルタル壁は主成分がセメントなので、防水機能が失われると雨水が内部に侵入して、内部劣化の原因となってしまいます。

チョーキングは塗装のメンテナンスが必要だよ!というサインになります。

雨だれ

雨によって、壁をつたって筋状に汚れになっている現象です。

窓がある部分にできやすく、油分を含んでいることもあります。

耐久性に問題はありませんが、美観が損なわれます。

雨だれは擦っても落とすことができず、塗装が必要になります。

塗装をする際は、汚れが付きにくい塗料で塗装することをおすすめします。

コケ、藻

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

塗膜の防水機能が低下し、水が滞留することでコケや藻が発生します。

コケは実はアルカリ性で、セメントを中性化してしまい、素地自体を脆くしてしまう危険性があります。

メンテナンスをする際には高圧洗浄機で除去しましょう。

浮き、剥がれ

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

壁表面の塗膜の付着力が低下して、塗膜が素地から浮いたり剥がれたりすることがあります。

この症状が出た場合は早急にメンテナンスが必要となります。

このまま放置している場合、剥がれた部分から雨がどんどん侵入して、内部を傷めている可能性があるので、外壁塗装では対応しきれまい可能性が高いです。

カバー工法か、左官補修をする必要があるでしょう。

塗装から数年しか経っていないのに浮き、剥がれが見られる場合は施工の過程に問題があります。

モルタル壁のメンテナンス方法は?

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

モルタル壁をメンテナンスする方法は以下の方法となります。

ひび割れ(ヘアークラック、構造クラック)

ヘアークラック

コーキング材をひび割れにすり込んで隙間を埋めます。

構造クラック

ひびの周囲をV字(U字)にカットしてコーキング材を充填して隙間を埋めます。

チョーキング

全体的に塗膜の機能が低下している現象のため、高圧洗浄をして塗装を行います。

浮き、剥がれ

浮き、剥がれが発生している箇所をキレイに除去し、高圧洗浄をします。

その後塗替えをして完了です。

モルタル壁の仕上げ方法はどんな種類がある?

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

モルタルの仕上げには様々な特徴があります!

見た目に影響するので、自分の好みの仕上げ方法を選んでみてくださいね。

リシン

粒所に砕いた石にセメントや接着剤、樹脂などを混ぜて吹き付ける方法です。

1970年~1980年代にモルタル壁の仕上げとしてよく使用されていました。

スタッコ

セメントと骨材を混ぜた材料を吹き付けて仕上げる方法です。

リシンに厚みを持たせたような仕上げになり、重厚感があります。

吹き付けスタイル

樹脂などの結合剤とけい石、寒水石、骨材などを混ぜ合わせた材料を塗装機で吹き付けた仕上げ方法を指します。

左官仕上げ

主にコテを利用して仕上げる方法です。

手作業なので綺麗で味わいがあり、ぬくもりがあります。

ただし、味わい深さを表現するためには、職人の熟練した腕が必要になります。

モルタル壁にカバー工法を行う弊害

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

カバー工法は、今後のメンテナンスが不要になるから、カバー工法で外壁リフォームをした方がいいと、業者に提案されてカバー工法を実施する人が多くいらっしゃいます。

しかし、モルタル壁へのカバー工法には弊害があるのも事実です。

例えば、モルタル壁にカバー工法を施した人の例を挙げてみると、カバー工法のリフォームからわずか10年足らずで雨漏りが発生してしまったという例で。

こういった事象は多く、雨漏りだけでなく、すぐに塗装が必要となり、何のためにカバーしたのかわからない、という方も多いのです。

なぜこういったことが起こるかというと、外壁リフォーム業者がサイディング自体に建材として欠点があることを知らないために発生します。

サイディングは建物自体にダメージを与えることもあるため、注意が必要です!

もちろん、こういった症状が出るには、それぞれ家を拝見してどんな理由で雨漏りがしているか、塗装が必要になるのか?チェックする必要がありますが、例えば、違う素材を組み合わせるということは、つなぎ目も多くなり、そこから雨が侵入することが考えられます。

外壁リフォーム会社を選ぶ時は、施工方法は当然ですが、しっかり外壁素材のことを熟知しているリフォーム会社に依頼しないと、すぐにリフォームが必要、なんていう事態になりかねません。

外壁リフォームする時は複数のリフォーム会社を比較するようにしてくださいね。

外壁リフォーム会社を選ぶときの注意点

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

外壁リフォーム会社を選ぶとき、1社だけの見積もりを見て決めるのは絶対に辞めましょう。

外壁リフォーム会社は、実は悪徳業者が多く、ぼったくられたり、施工方法が適当だったりすることがあるのです。

以下のことは必ず実施するようにしましょう。

  • 複数の外壁リフォーム会社を比較すること
  • 見積もりの詳細を記載してもらう
  • 施工面積を記載してもらう
  • 値引きがあまりにも大きい金額でないか確認

最近では複数の外壁リフォーム会社を比較できるサイトもありますので、ぜひそれを利用しましょう!

いくつかの会社から話を聞くことで、どれくらいその業者に知識があるか?など確認することができます。

また、見積もりや施工面積をしっかり記載してもらうことで、どこにどれだけの金額がかかっているか比較することができます。

値引き金額に関しては、あまりに大きい金額が値引きされた場合は疑うようにしましょう。

悪徳業者は、知識や施工方法で他の企業に勝つことができません。

ということは、金額を安くして契約する方法を取ります。そのため、20万円以上の値引きがあった場合は疑った方が無難。

特に、訪問してきた業者は悪徳業者の場合が多いのです。

金額が安いとどうしてもそちらに流れがちですが、こういった悪徳業者に引っかかってしまうと、後々のリフォーム金額が多額にかかってしまったり、仕上がりに満足できない、なんてことにもなりかねません。

まとめ

モルタル壁の外壁リフォームの特徴や金額

モルタル壁は職人の手仕事なので、味があり、重厚感が出ます。

自分と感性が合う職人に依頼すると、かなり満足度の高い家にすることができます。

しかし、モルタルはひびが入りやすく、メンテナンスも定期的に実施する必要があります。

モルタル自体は防水性が低いため、塗装することによって防水性を保つ必要があり、チョーキングなどの減少が出たら早めに外壁塗装をするようにしましょう。

また、外壁リフォーム会社は悪徳業者が多い業界でもあるので、ぼったくられたり、手抜き工事が行われないように、しっかり業者を選ぶ必要があります。

業者を選択するときは必ず比較すること、見積書は内訳を記載してもらうこと、などをしっかり行い、疑問に思うことは全て質問して、疑問がない状態で依頼するようにしましょう。

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