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35坪の外壁塗装の費用相場は?見積もりの見方や注意点について

 
35坪の外壁塗装の費用相場は?
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一般的な戸建て住宅として比較的多く見られる35坪程度の家の外壁塗装・外壁リフォームを行う場合、費用・料金の相場はどれくらいなのでしょうか?

ここでは35坪の住宅を例に外壁塗装工事の費用・価格の相場やその算出方法、見積もり書の見方などについて詳しく解説します。

35坪の外壁塗装の費用・価格相場について

35坪の外壁塗装を行う際の費用内訳例

35坪の外壁塗装費用の相場をその内訳とともに紹介します。外壁塗装業者により費用や料金に多少の差は出ると思いますが、ここでは2例紹介するので参考にしてみてください。

例①塗装面積138.5㎡/シリコン塗料/モルタル外壁

足場180㎡(約35坪) 108,000円
高圧洗浄138.5㎡(35坪) 27,720円
養生138.5㎡(35坪) 27,720円
飛散防止ネット138.5㎡(35坪) 13,860円
下地補修138.5㎡(35坪) 55,400円
下塗り(シーラー)138.5㎡(35坪) 83,160円
シリコン系塗料:中塗り138.5㎡(35坪) 242,550円
シリコン系塗料:上塗り138.5㎡(35坪) 242,550円
廃棄物処理・材料運搬費等一式 20,000円
外壁塗装工事費合計 785,560円

例②塗装面積138.8㎡/フッ素塗料/10年保証

足場180㎡(約35坪) 108,000円
高圧洗浄138.8㎡(35坪) 41,640円
養生138.8㎡(35坪)2 34,700円
飛散防止ネット138.8㎡(35坪) 13,880円
下地補修138.5㎡(35坪) 69,400円
下塗り(シーラー)138.8㎡(35坪) 83,160円
フッ素系塗料:中塗り138.8㎡(35坪) 291,480円
フッ素系塗料:上塗り138.8㎡(35坪) 291,480円
ゴミ処理・廃棄物処理等雑費 30,000円
外壁塗装工事費合計963,740円

<塗料別>35坪の外壁塗装相場一例(中・上塗り)

ウレタン系塗料:276,000円(1,800~2,200円/㎡)
フッ素系塗料:579,600円(4,000~5,500円/㎡)
シリコン系塗料:414,000円(2,800~3,100円/㎡)
ラジカル系塗料:414,000円(2,800~3,100円/㎡)
無機系(ハイブリッド系)塗料:759,000円(5,000~6,200円/㎡)

外壁塗装の見積もり項目と各価格相場

35坪の外壁塗装の費用相場は?

仮設足場工事

単価相場:700~1,500円/㎡

一般的に35坪の住宅などとなると2階または3階建てが一般的です。そのため外壁塗装を行う際には高所作業が必要となるため、安全に作業を行うためには足場の設置が不可欠です。

足場材は外壁塗装業者が所有しているのではなくリースであることが多く、設置作業にも専門的な技術が必要。時折「足場代無料」というキャンペーンをやっていることがあると思いますが、足場代そのものが無料になることは基本的になく、実質は外壁塗装業者の利益部分や諸経費などから値引きされていると考えた方がいいでしょう。

養生・飛散防止ネット

単価相場:300~500円/㎡

高圧洗浄作業をしたり塗装を行う際、汚水や塗料が周辺に飛び散ってしまうことを防ぐために足場の外周に飛散防止ネットを張ることが多いと思います。また、塗料がついてはいけない部分への養生などもシートやテープを用いて行われます。

高圧洗浄作業

単価相場:150~200円/㎡

外壁塗装を行う前に汚れやカビ、コケなどをきれいに洗い流すことが必要です。汚れを落とさずに外壁塗装を行うと塗料がきれいに塗れなかったり落ちやすくなってしまったりします。

下地調整・補修

単価相場:1,000~3,000円/㎡

高圧洗浄できれいにした塗装面をさらに整えるために、外壁塗装を行う部分にひび割れや剥がれなどの劣化部分の補修を行います。ひびや欠けはパテによって埋め込み、コーキングの劣化は打ち直しして下地調整を行います。

外壁塗装(下塗り)

単価相場:500~1,000円/㎡

シーラーやプライマー、フィラーなどの塗料で中塗り・上塗りに使用する上塗り塗料の密着性を高めるための下塗りを行います。使用する塗料によって値段が異なるので見積もり書で使用塗料の名称や値段を確認しておきましょう。

外壁塗装(中塗り・上塗り)

単価相場:上記の通り塗料により異なる

アクリルやウレタン、シリコン、フッ素、光触媒、無機などさまざまな特徴を持つ塗料を使用して上塗りを行います。外壁塗装工事のメインとなる工程で、費用相場を大きく左右する部分でもあります。塗装は下塗りとあわせて2回塗りと3回塗りがありそれにより費用相場も仕上がりも大きく変わります。

付帯塗装・オプション項目

外壁塗装は壁面だけでなく建物にある雨樋や配管、雨戸などの付帯部分も同時に補修・塗装を行います。どこを塗ってどこを塗らないか、しっかりと外壁塗装業者とイメージの共有ができるように図面などで確認しながら決めるようにしましょう。また、オプションとしてベランダ防水工事などもあります。

諸経費項目

外壁塗装工事にまつわるここまで上げた項目以外の費用が諸経費に入ります。諸経費内でも内訳として材料運搬費や交通費、廃材処理費など書かれていることもありますし、一式としてまとめて請求される場合もあります。ここに外壁塗装業者の利益部分も入れて算出されることもあります。

外壁塗装の費用相場の算出方法(35坪の場合)

35坪の外壁塗装の費用相場は?

外壁塗装工事を行う建物の大きさ・塗装面積

35坪の外壁塗装の費用相場は上記した通りで、料金の算出には建物の高さや大きさが最も重要です。建物の大きさは塗料の使用量だけでなく、足場材や養生・シートなどの量にも関係してきます。

外壁塗装面積の計算方法は、延べ床面積や図面などから算出したり、建物をメジャーなどで実際に測って算出します。外壁塗装業者は基本的に図面を用いるか、建物を実際に測る方法を用います。

自分で塗装面積を調べたい場合や坪数しかわからない場合は【坪数×3.3(1坪の1㎡の長さ)×係数(1.2~1.7)】の計算式で求めるのが最も簡単な方法です。

ただしこの方法では大まかな外周でしか計算できず、ベランダや付帯部などの追加塗装部分、また開口部については考慮されていないため実際の料金とは誤差が出るでしょう。

外壁塗装に使用する塗料の種類とその量

外壁塗装に使用する塗料の種類によってその単価は大きく異なるため、費用相場にもかなりの差が出ると思います。

どのような塗料を使用するかは、建物自体の建材や元々使用されている塗料との適応性、また塗料の特徴やコストパフォーマンスを考えて外壁塗装業者としっかりと相談するようにしましょう。

外壁の状態や補修の必要性

外壁塗装工事を行う際には塗装だけでなく外壁の補修や下地調整が必要となります。外壁のひび割れや剥がれなどをそのままにして塗装を行ってもすぐに劣化してしまったりするので、塗装前の補修はしっかりと行わなければいけません。

建物の築年数や日頃の手入れ、立地環境などによって外壁の状態は異なるので、正確な費用相場や見積もりを算出してもらうためには実地調査で補修が必要な個所を確認してもらいましょう。

外壁塗装の見積もりでチェックすべき点

35坪の外壁塗装の費用相場は?

現場調査を行い現状を確認しているか

外壁塗装工事の見積もりを出してもらう場合には必ず現地調査を行ってもらう必要があります。悪質な外壁塗装業者などの場合は全く現地を見なかったり、5~10分程度ざっと外周を見るだけということもあるようです。

しかしそのような場合は外壁塗装工事が始まってからあれこれ必要なものが増え、見積もりで出された料金に上乗せされて思った以上の費用がかかってしまうことも。すでに工事が始まっている状態ではそれを断わることもむずかしく、本当に必要なものなのか確認すらできないまま相場よりも高額な費用を支払うことになってしまうこともあるのです。

外壁の状態や付帯部分の状態、時間帯による日当たりなどの環境を現地で確認してもらうことはとても大切で、30分~1時間程度調査を行うこともめずらしいことではありません。

塗料の名称(種類)やメーカーが記載されているか

外壁塗装費用の内訳として大きな割合を占めるのが塗料です。塗料の種類によって単価が2~3倍となるものもあるため、使用する塗料は慎重に選ぶようにしましょう。

見積もり書には選んだ塗料の商品名が書かれているか、計算されている単価相場は適正かなどを確認するようにしましょう。塗料の商品名やメーカーなどを見てもわからないとしてよく見ていない人もいるようですが、費用相場に大きく関わる部分ですので慎重な確認が必要な部分だと思います。

メーカーのホームページなどで商品名を検索してみれば、その特徴や単価などを見ることもできるので念のため見ておくといいでしょう。

工程別に施工範囲や数量が記載されているか

外壁塗装工事の費用相場がわかる見積もり書には決められた形式というものがなく、各外壁塗装業者によってそれぞれ異なります。そのため外壁塗装工事をほぼ一式として見積もりを出したり、足場・養生・高圧洗浄をひとまとめにし下地補修から上塗りまでをひとまとめにして記載することなどもあります。

それぞれの項目の単価や数量がわからない状態では、その料金が相場に沿った適正なものなのか判断することができません。そのため、概算にような見積もり書が出された場合は詳細の説明をお願いしましょう。そうした説明の手間を省いたり、面倒がるような外壁塗装業者であれば依頼を断ることを考えるのもひとつです。

35坪の外壁塗装工事の費用相場まとめ

外壁塗装・外壁リフォームの費用相場は使用する塗料の種類や建物の状態、立地環境などによって大きく異なるため、ここで紹介した相場もあくまで参考程度に見てもらえるといいと思います。

自宅の外壁塗装工事にどの程度費用・料金がかかるかは、やはり実際に建物を見てもらって見積もりを出してもらうことがおすすめ。ここで紹介した基本的な知識を頭に入れておいて、疑問に感じた部分や不安に思うことは外壁塗装業者に相談しながら満足できる外壁塗装工事ができるようにしましょう。

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